「じゃあ、なんなんだ?」
「へ?」
「その声は、どうして出たんだよ。そのエロい声はよ……」
「そ、それは……」
う~…っ、圭くんは意地悪だ。
意地悪すぎるんだよ―――…
じ~っと、訴えるように圭くんを見ていると、圭くんはいきなり目を大きく見開いたかと思うと、スカートの中へと入れていた手を離して、自分の口を押えた。
そして、なぜか顔を逸らした。
ん?
なに、その仕草は?
意味わかんないんだけど?
突然の圭くんの意味不明な行動に首を傾げながらも、あたしはじっと圭くんを見る。
なんとなくだけど―――…、圭くんの顔が赤いような気がするのは、あたしの気のせい?
見間違い?
圭くんをジッと見ていたあたしと圭くんの視線がばっちり合った。
すると―――…
「どわっ!!」
いきなり、圭くんの手が今度はあたしの目を覆った。
「な、なに、突然!?」
突然の圭くんの行動に、もちろん意味がわからないあたしは、圭くんによって遮られた視界を戻すために、圭くんの手を自分の目から剥がそうとする。
だけど、なぜか片手だったはずの圭くんの手はいつの間にか両手になっていて、あたしは中々その手を離すことができない。
「ちょ、ちょっと!?」
「いいから、お前は抵抗するな」
「はあ!?」


