Love Trip in Italy (番外編)



目が覚めると…んっ!?


今日も杏花がいない!!


俺は慌てて杏花が居たハズの場所を手探りで確かめる。


………ほとんど冷たい。


って事は、起きて大分経ってる。


俺はすぐさまガウンを羽織り、隣りのリビングへ。


本当なら杏花のぬくもりを肌で感じて…


杏花の甘い香りに包まれ…


柔らかくて淡い桜色の小さな唇にキスをして…


そして、俺の全てで杏花を感じて目覚めたい。


はぁ……。


俺、相当疲れてんだな…。


杏花は全然気づいてないが、俺がどれ程気遣っているか…。


あんなに沢山の観光客の中ではぐれ、


血眼になって探しているというのに…。


次から次へとナンパされやがって…。


俺はどんだけ嫉妬すればいいんだか。


!?!?!?!?!?


リビングにも杏花の姿が無い。


ん??どこ行った!?


シャワーか?俺は浴室へと向かった。