その後はゆっくりショップ巡りを楽しみながら、宮殿も見物。
歩き疲れたようで、杏花の口数が減って来た。
「お茶でもするか?」
「いいの?」
「疲れただろ?」
「…………うん」
今日の杏花は偉く素直。
どうしたんだ?
やっぱり昨日のお仕置きが効き過ぎたのか?
俺らは土産物でも有名なコーヒーが揃ってるカフェで、ゆっくりティータイム。
「要、荷物重いでしょ?」
「ん?平気だよ」
「けど………」
「じゃあ、後でご褒美な?」
「えっ?」
「楽しみにしてる」
「なっ!!//////////」
俺は不敵に微笑んで、ワザと視線を逸らす。
杏花はアタフタしながら、カフェオレを口に…。
俺が店内を見回すと……。



