Love Trip in Italy (番外編)



これが高価な物であったとしても、俺は“OK”と言ってしまうだろう。


「もちろん。気に入ったヤツは好きなだけ入れろ」


「うん!!///////」


杏花は珍しく、幾つものハーブ石鹸や香水をカゴに入れている。


ほとんどおねだりしない杏花が…。


その光景に、再び顔が緩む。


俺ってマジで杏花にハマってんなぁ。


「要?何か…おかしい?」


「ん?」


「笑ってる」


「笑ってねぇって」


「じゃあ、何?」


杏花がプクッと膨れた。


俺がバカにしてると思ってんのか?


「違うって」


「違うって、何が?」


「いや…何でもない」


「もう!!知らない!!」


少し頬を膨らませ、再び品選びする杏花。


その少し怒ってる顔でさえ…超俺好み。


フフッ。可愛いヤツ。