「何でもいいぞ。欲しいも物は何でも買ってやるし」


「う~ん。…じゃあ、お姫様抱っこ…」


「ん?そんなんでいいのか?ってか、別にお姫様抱っこならいつでもしてやるのに…」


「今がいい。……ダメ?」


「ッ!!/////////////」


おいっ!!


今のは反則だろ!?


風呂上がりで頬はほんのり桜色。


髪はまだしっとりしていて…


杏花が少し動くだけで、


甘い香りが仄かに香る。



そんな杏花が俺に寄りかかり…


上目遣いで……“ダメ?”は無いだろ!?


完全にスイッチ入ったぞ!?


杏花はワイングラスを手に俺に完全に身体を預けきって…


目を瞑っている。


なんつう女だ!!


服を脱がなくとも完全にその気にさせる…


恐ろしいほどの妙技だ!