食事を終え、再び街へ繰り出した俺ら。
杏花の気の向くまま、店から店を梯子した。
その後、少し早めにホテルへ戻り、オペラへ行く準備を。
杏花は先にシャワーを浴び、身支度を始めた。
俺はその間にシャワーへ。
杏花はアッシュグレーのシルクのドレス。
マーメイド調でスタイルの良い杏花に合わせ誂えたモノ。
俺は黒い細めのスーツ。
杏花のドレス地を使ったポケットチーフを挿して。
杏花はアクセサリー選びに悩んでいる様子。
「要、どれにしたらいい?」
「ん?」
杏花はエンゲージとマリッジリングを着けてるだけ。
ベッドの上に並べられたケースを眺めて…
「コレとコレ」
細いチェーンのネックレスを手に取り、杏花の首へ。
1粒のブルーダイヤの両脇にカメレオンダイヤが1粒ずつ。
シンプルなデザインだけど、
杏花が着けると華やかに見える。



