杏花は見るモノ全てに目を奪われている。
そんな杏花の横に立ち、俺はじっくり杏花を眺めて。
「ねぇ、要ならどっちが好き?」
「ん?俺は……コレ?」
ポンポンと杏花の頭を軽く叩くと、
杏花は顔を赤く染めて……
「もう…からかわないで///////」
恥かしがる杏花が愛おしい。
杏花は次から次へと商品を手にしては元に戻し、
同じ所をグルグル……何度も行き来して…。
そんなに欲しいなら買えばいいのに。
「欲しいだけ買ってやるぞ?」
「ううん。自分で使いたいワケじゃないから」
「ん?土産か?」
「ん~~違うんだけどね?」
「ん??」
杏花の言っている事が分からない。
欲しいのに買おうとせず、
かと言って誰かにあげたいワケでもない。
じゃあ……一体、何なんだ?



