「杏花、カフェは俺が決めてもいいか?」
「え?…うん、いいけど」
俺は杏花の手を引き、大通りでタクシーに乗り込んだ。
ホテルに戻った俺らは、
とりあえずラウンジでコーヒーブレイク。
「要?ここに来たかったの?」
「ん?……そうだな」
俺はコーヒーを一口飲んで…
「杏花、イタリアに来て1週間経ったけど…どうだ?」
「どうって?すごく楽しいし、幸せだよ?」
「旅の疲れは?」
「疲れ?う~ん、そうだね。毎日歩いて足が疲れて来たかも。でも、大丈夫だよ」
「夕方まで時間あるし、スパでもどうだ?」
「スパ?ホテルにあるの?」
「もちろん。で、ドレスアップして夕食にしないか?」
「……うん。けど、あまり凝ったお料理は…緊張しちゃうから」
「あぁ、分かってる。とりあえず、スパでリフレッシュして来い」
「うん!!」
俺はホテルのスタッフに声を掛け、
……杏花のエステ&スパを頼んだ。



