「うん、大丈夫。そんなに遠くに行かないから」
――――って、……だ・か・ら!!
大丈夫じゃないんだっつうの!!
いい加減、気付けよ!!
こんな俺のプチギレも全く気付かず、
………杏花は再び暴走。
はぁ、こりゃあ…今晩はおしおきか?
俺はため息を零しながら杏花の後を…。
さすがに3時間も歩き廻った…ん?いや、走り廻ったら、
そろそろ杏花も電池が切れるだろう。
俺は杏花に、
「杏花、疲れたんじゃないか?」
「……うん、ちょっとね。どこかで休んでもいい?」
ヨシ!!やっとこの時が来た!!
俺は腕時計を確認。
現在の時刻、15時25分。
予約時間まで約3時間。
……丁度いいな。
「お店どこにしようか?」
杏花は辺りをキョロキョロ見まわしている。



