広場を中心に……
ブランド店が立ち並ぶコンドッティ通り。
カジュアルショップが立ち並ぶコルソ通り。
アンティークなショップが立ち並ぶバブィーノ通り。
杏花はテンションMAXで俺の声が届いていない。
「ねぇ、要!!アレ何?」
「ん?」
俺は指差された方向を見ていると…
「あっ!!あっちは何だろう?」
杏花は俺の手を振り払って一目散。
「えっ!?おいっ!!」
杏花は俺に質問しておいて、
全く違う商品へとまっしぐら!!
だったら、俺に聞くなっつうの!!
急いで杏花の元へ行けば、軽く店員にナンパされてる。
ったく、マジで1人にしておけねぇ。
本気で杏花の首に縄付けねぇと!!
俺はイライラしながら…
「おいっ、杏花。あんまり俺から離れんなよ!」
………これで何度目だ?
はぁ…。言い慣れたセリフにため息が出る。



