担任は教室に入るなり、目をまんまるくさせてあたしたちを見た。 「お前ら、やればできるじゃないか!」 担任の目にはうっすら涙が浮かんでいた。 涼は聞いてるふりをして窓の外に目線を移した。 その横顔はすごく綺麗だった。