目の前にいるあたしの好きな人にもきちんと好きな人がいる。 ヴァンパイアではなく、人間に恋をしている。 あたしはまともに顔を見ることができなかった。 「…そうなんだ。 きっと、辛いよね。 あたしも、叶わない恋してるから気持ちはわかるよ…」