「りんかー?どうした?」 さっきまで女子に囲まれていた涼の顔が目の前にあった。 「あ、いや、なんでも。ちょっと、ぼーっとしてたみたい。」 ドキドキしているのが伝わらないように目線をそらした。 「元気ないのかなーとか心配でさ。大丈夫ならよかった。」