短【夏男子】~熱中しよう・一歩手前~




私は立ち上がった。




やはりカゲロウか、蜃気楼のように。




暑さで朦朧としている所為に加えて




未だ信じられず、茫然としていて。





生憎だが、私だって
このタイミングで男子から惜しまれるような女ではない。




ザンネンながらこの学校に
そんな『お姫様』と呼ばれるような女は存在しないが。






ブスとは言わないまでも
カワイイと言われる程ではない。



至って、普通。



至って、平平凡凡。







今更だけどここに佐藤、
私の他にいなかったよね・・・?


多分。