私は立ち上がった。 やはりカゲロウか、蜃気楼のように。 暑さで朦朧としている所為に加えて 未だ信じられず、茫然としていて。 生憎だが、私だって このタイミングで男子から惜しまれるような女ではない。 ザンネンながらこの学校に そんな『お姫様』と呼ばれるような女は存在しないが。 ブスとは言わないまでも カワイイと言われる程ではない。 至って、普通。 至って、平平凡凡。 今更だけどここに佐藤、 私の他にいなかったよね・・・? 多分。