その数日後に起こった出来事。


「なあ、妃稲。……俺、好きなんだ。」

夕焼け色にくれる教室で裕哉に告白されたんだ。



「……私も、」



嬉しかった。


夢のような心地だった。



そう、夢だった。



3日間の短い夢。




裕哉と付き合って、一緒にプリクラ撮って笑って、…。



でも次の日、教室に私の居場所はなかった。