妃稲は全然戻って来ない。 …嫉妬なんて何年ぶりだろう。 でも、裕哉と妃稲を微笑ましく思ってるのは事実だし、裕哉との最後の時間だから……。 裕哉としゃべってる妃稲は俺といるどんな時間よりも色づいていた。 いつになったらアノ顔で俺を見るんだ? …一生無理だな。