コンコン


「2年A組の日高妃稲ですけど、沢木先生に用事が会って参りました。入室してもよろしいでしょうか?」



「どうぞ♪」



中から沢木の声であろうキモボイスが聞こえた。


「失礼します。」


礼儀よく入って気づく。


やばい、この部屋。



....沢木しかいない。


沢木は女の子大好き....



やばい、変な悪寒が走る。


「どうしたんだ、日高。顔がこわばってるぞ?ああそうか、俺と二人っきりになって緊張してるんだな?」



「違います!」



「さ、隠さなくていいから。そこのソファに座って?」



沢木の笑みが気持ち悪すぎて吐き気がするけど、なんとか


「はい。」


と返事をしてソファに腰掛けた。