【完】恋愛コンプレックス




時刻は2時半。



おなかもいっぱいになって秋の風がちょうどよく頬をなでるころ私は半分夢の中にいた。



「...日高。.....起きろぉ!!!」



「キャッ!」


耳元で爆音量の怒鳴り声が聞こえて慌てて目を開けた。



げっ...


沢木、


説明いたしましょう。


沢木とはうちのホームルーム担任。


38歳独身で、きゃもすぎる。


しかも、女の子大好きな変態親父。


「俺の説明の途中で寝るとはいい度胸だな~。」


「ヒッ。すいません!以後気をつけます!」



私は頑張って謝った。


謝ったんだけど....