「舞って子、あんまりかかわらないほうがいいよ。いかれてるから。」
席に着くと周りに聞こえないように京香がささやいた。
私は転校してきて1年も立ってないからよく分からないけど話によると京香は中学校のときからクラスが同じらしい。
「かっこいい人見つけるとすぐに騒ぎ立てて、自分が特別だと思い込んでる。周りからしたらいい迷惑。馬鹿みたいよね。」
「....そうなのかな?」
舞ちゃんは可愛いしモデルさんみたいに細い。
私にはないものをいっぱい持ってる。
「私は、うらやましいな。自分に自信があって。私は自分の何をとっても自信がないからさ...。」
「妃稲...。あんたいい子ね。大丈夫!私はあんたの何をとっても友達に自慢できるよ。あんたが友達でいること自体が自慢だよ!」
「京香....!」
私たちはヒシと抱きしめあった。
私の影のかかった心に光をくれる。
京香はいつも私を先で見守ってくれる。
ありがとう....。



