「まあ、もともとが可愛かったからさらに美化されてるんだよな。」



「もともとが．．．？えっ？」




またまた衝撃的だったけど何とか鏡を落とさずに春斗君に返した。



「そういうこと。少しでも妃稲ちゃんに自覚してもらおうとおもって、メイクしましたー！」


「....これ私？」



綺麗な人と素直に思ってしまった自分が恥ずかしい。


自意識過剰とか言う言葉なんだろうな。



「自覚しろよ、可愛いんだから。今頷かないとキスするぞ。」


「かわいくな・・・・今何って言った？」


「キ・・・」


「言わなくてよろしいー！」



すねをけって差し上げました！



春斗くんは笑い転げる勢いで私たちを見ている。



だって、公共の場でそういうこと言わないでください！！