【完】恋愛コンプレックス



私はあることが原因でいじめられていた。



机の上にマスクのたくさん入った箱を見つける。


「私の防御アイテム。」




学校にいるときはもちろん、近所に出かけるときも必ずつけるマスク。



---あんたの口は不幸を呼ぶんだよ!---

---近づくな、化け物!!---

---キャーッ、今、ぶつかっちゃった---





「っ....。」


胸に刺さる言葉がよみがえってきて気がついたらぬれていた私の目。


場所を変えても、いじめから逃げても、私はいつまでたっても弱いまま。



それでも、今を昔と同じにしたくない。



だから、守る。


自分を?

自分の未来を-------------