仲はよくなった。 でも、彼女は今でも謎のままで....。 それでも、私は無理やり聞き出す理由もなかったから気長に待つと決めた。 「面白い。」 最初はそれだけだった。 でも、いつしかそれ以上の思いが生まれていることに気がついた。 「私って、情が移りやすいのかしら?」 ふっと笑って家の中へと足を踏み入れる。 それは、小さな蕾だった。