【完】恋愛コンプレックス



仲はよくなった。


でも、彼女は今でも謎のままで....。



それでも、私は無理やり聞き出す理由もなかったから気長に待つと決めた。



「面白い。」



最初はそれだけだった。

でも、いつしかそれ以上の思いが生まれていることに気がついた。



「私って、情が移りやすいのかしら?」


ふっと笑って家の中へと足を踏み入れる。


それは、小さな蕾だった。