【完】恋愛コンプレックス



「コラ!妃稲をいじめない!!」


「げっ....。京花。」

「怖い怖い、早くいこー。」


3人の女の子たちはみんな顔を引きつらせて逃げていった。


やっぱり、こういうとき助けてくれるのは友達だ。



後ろでいつの間にいたのか仁王立ちをしている京花がいた。



「まったく、妃稲が可愛いからひがんでるのよ!汚いわね。」


「京花サマ、ありがとうございます...。」



ため息をついた京花は私の顔を見た。


「あったりまえでしょ。私を誰だと思ってるのよ!泣く子も黙る、鬼の京花サマサマよ!」


「鬼って、自分で言うんだ、そこ。」


京花は強気で美人で、こんな私を見放さずにずっと友達をやってくれている、



「次、理科でしょ。教科書持ってきてあげたから、行くわよ。」


「ありがとう、さすが気が利く。」


京花の手から、3冊のノートやら教科書やらを受け取った。