「悲しい顔しないで。....」




「はる...とくん?」




ぎゅっと抱きしめられていた。



春斗君は小柄とはいえ男の子だから私より身長はあるし力もある。



閉じ込められて良とは違ったにおいがした。





「付き合い始めたばっかでこんな子というのもあれ何だけど...」





どくどくと波打ちだした春斗君の心臓。



その感情は私にも流れ込んでくる。