「好きだよ……。」
そういったとき私は既に稜の腕の中にいた。
「りょ...」
「俺、今すげえ幸せ...」
稜の少しだけ早い鼓動が心地よく聞こえる。
こんなにドキドキさせてるのが他の誰でもなく私だということがとてつもなく嬉しい。
「俺のコトなんか見てくれてないと思ってたから。」
そんなことない。
「そんなことあるわけないよ。ずっと見てた...。私が辛いときはいつもそばにいてくれた。いつだって支えてくれた。好きだけじゃ足りないくらいだよ。」
私は、稜の胸から顔を上げた。
綺麗な顔は赤く染まっていた。
今までのどんな顔よりも好きだな。



