【完】恋愛コンプレックス



もう、時間ないのに。




「可愛い、本当に。どこ行く----」


その人が次の句を告げようとしたときだった。




ボス


スローモーションで、


鈍い音がしてその人が前に倒れてきた。



「キャっ...。って、稜?」



その人をよけるとそこには稜がいた。



「大丈夫か?」


「うっ...お前誰だよ。」



その男の子が頭をさすりながら顔を上げた。


稜は軽く腕をつかんで立たせるとこう言った。



「彼氏だよ。他に何がある?」


「っ...彼氏もちかよ。」


起き上がって逃げていった。



逃げちゃったよ。


可愛そう...