【完】恋愛コンプレックス



「ん?遊園地?」


「そう。…一緒に行きたいなって思ったんだけど。」



放課後いつものように一緒に帰る。



夕日が綾の少し茶色の髪を飲み込んでいく。



てか、綾めっちゃ嫌な顔してるし、



「他の奴と行かねえの?なんで俺?」



「それはっ……」



確かに言われてみればそうだ。


綾は私のコンプレックスを直してくれるとか言ってそばにいてくれるのに、


マスクが外れた今、接点は何にもない。


「はあ…何て顔してんだよ。」


「だって…綾とじゃなきゃ嫌だもん。」



私が今までで言った一番素直な言葉。



そう言った時、綾の顔が赤らんだ気がした。