【完】恋愛コンプレックス


妃稲side



「それともう一つ京香に言いたいことが…」



私は綾が教室を出て行ったことを確認した。



「ふふっ。言ってご覧なさい!」



「京香コワイ。……えっと、綾が好き、」



その声は強くて、きっと裕哉にも届いたと思うよ。



「本当に?良かった!妃稲が恋できて、」



京香の綺麗な顔を不気味に歪めた。


「楽しくなりそうね。ふふっ」


「だから、コワイって…」



好き、



好き……



もしもこの恋が叶う時には隣で笑っていてほしいな…