居間に居る全員の視線が宅間に集まる。
「犯人は必ずしも回廊の奥に逃げたとは限らないだろ?
…例えば、現場に残っていたとか。」
宅間が続けて言う。
「でも、俺と宮下さんが現場に入った時には山下と河村さんしかいませんでしたよ。
…あ!」
奈良が宅間に反論しようとして何かに気付いた声をあげる。
そして視線が康之へと向く。
「え?」
急に視線を向けられ康之が訳が解らず声をあげる。
「そう、山下にも犯行は可能なんだよ。
しかも、犯人は奥に逃げたって言う証言をすることでアリバイが確保できるおまけ付きだ。」
ニヤリとしながら宅間が言う。
「な、そんな…」
康之が反論しようとすると、
「あくまでも可能性の話しだ。
そう怒るな。」
そう言って宅間が遮る。
「とりあえず、今日はもう休もう。
みんな、戸締まりには注意するように。」
佐久間の発言で全員が自室に帰って行く。
「犯人は必ずしも回廊の奥に逃げたとは限らないだろ?
…例えば、現場に残っていたとか。」
宅間が続けて言う。
「でも、俺と宮下さんが現場に入った時には山下と河村さんしかいませんでしたよ。
…あ!」
奈良が宅間に反論しようとして何かに気付いた声をあげる。
そして視線が康之へと向く。
「え?」
急に視線を向けられ康之が訳が解らず声をあげる。
「そう、山下にも犯行は可能なんだよ。
しかも、犯人は奥に逃げたって言う証言をすることでアリバイが確保できるおまけ付きだ。」
ニヤリとしながら宅間が言う。
「な、そんな…」
康之が反論しようとすると、
「あくまでも可能性の話しだ。
そう怒るな。」
そう言って宅間が遮る。
「とりあえず、今日はもう休もう。
みんな、戸締まりには注意するように。」
佐久間の発言で全員が自室に帰って行く。

