紗奈はどんどんこっちに向かって
歩いて来る。


「ちょっと、こっち来たよ!!」


「うん・・・」


「まさか試合の申し込みとか?」


「そんなわけないでしょ!!
こんな弱小チーム!!」


紗奈はどんどん近付いてきて、
屋台に前まで来た。
みんなは紗奈を見てかたまっている。



「宏大。」


すると、紗奈は宏大の名前を呼んだ。


えっ!? 宏大!?


「おう、よう来たな。」


宏大もそれに笑顔で応えた。