たった一試合、君と私の甲子園

「え~っと、俺の席はここかな?」


友美とそんなやり取りをしてると、
友美の隣に男の子が座った。



かっこいい・・・

私はすぐにそう思った。


きっと彼はモテるんだろうな・・・

と、思った瞬間!!


「わぁぁぁ!!!」


友美の悲鳴が上がった。



「なっ、なに!?」


私がびっくりして振り返ると
友美が口をパクパクさせながら
となりの男の子を見ている。



「ちょっ、ちょっと、
どうしたの友美!?」


「そ、そ・・・」


「えっ!?」


「外木場くん・・・」


「ええっ!?」


私もう一度彼を見た。