たった一試合、君と私の甲子園

今日から高校生活がスタートかぁ・・・
なんかわくわくする。


私は教室を見渡しみんなの顔を見た。


頭良さそうな子もいれば、
スポーツマンぽい子もいる。

ああ~あの子可愛い!!
あれは絶対にモテるな、うん。


私はみんなを見ながら
一人妄想の中に入っていた。



「ちょっ、ちょっと!!」


「えっ!?」


友美が興奮しながら私の腕を叩いた。



「なにぃ!?」


「あ、あそこっ!!」


「えっ!?」


友美が指差した方を追ってみると、


「あっ!!」


さ、佐久間くん・・・


私は驚き目を見開いた。