「入学早々、佐久間くんに会えるなんて、
あんたラッキーやでぇ~!!」


「そうなん?」


私はこの鼓動を悟られないように、
素っ気なく返事を返した。



「そうなんって、美優、
あんた佐久間くんに見惚れてたやん。」


げっ!!

バレてる・・・


「はぁ!? 
見惚れてなんかないわっ!!」


「うそつき~。
私の目は誤魔化されへんでぇ~・・・」



恐るべし友美・・・


「って言うかさ、あんな膝立ててたら、
パンツ丸見えやったんちゃうん?」


「えっ!?」


私は慌ててスカートを両手で押さえた。