「はぁ…はぁ…」

三人は、座り込んで、肩で息をしていた。



「陸っ！腕…」


あっ！



陸の腕にはしっかりと掴まれた跡が、アザになって、残っていた













「ううう゛…」


え？



「楓祈………何か言った………？」

泰祈が青い顔で私を見る



「なっ…なにも…」


みんな、お互いの顔を見渡した




「う゛わあああああああああああああああああああああああああああああああああああ！！！！！！」


みんなが叫んで、先をあらそって、家を飛び出した