「寝さしてください」



「どうぞ、ご自由に」



保健室の先生は私を見ずにそう言った。



この世界にいる人間は、誰も私に興味がないんだ。



あぁ、また"死にたい衝動"だ。



私なんていなくていい人間だ。



消えたい…







――――……
――…


目を覚めたら夕方で。



保健室には誰もいなかった。



携帯を見て時間を確認する。



もう行かなくては。



優也の元に―――……