先ほど外した"B"、そして自身のアルファベットである"E"。
それらを外すと、残りは"A、C、D、F"、以上の4択。
こればっかりは勘と運を信じるしかない。
遥斗か選択したのは"F"。
ボタンを押し、マイクに向かって質問する。
「私が6歳の頃、貴方の家に渡したお土産は何ですか?」
質問を終えると、遥斗はボタンを離した。
大丈夫、6歳の頃に渡したお土産は1回だけ。
そのお土産は八ツ橋という定番のお土産だが、玲奈が喜んで食べていたのを覚えている。
「いける…」
遥斗は机に肘をつき、両手をぎゅっと握り締めた。


