遥斗はその紙が何なのか、すぐに理解した。
ゴールまでの手掛かりだ、と。
鬼がすぐそこまで迫ってくる中、遥斗は覚悟を決めた。
遥斗は竹田の肩を持つように見せ掛け、咄嗟に胸ポケットから紙を抜き出し、その場から走り出した。
その行為に竹田は唖然とし、すぐにハッとなり、大声で叫んだ。
「おっ!おいっ!ま、待てよ!」
それに構わず、遥斗は鬼が見えなくなるまで、塔を目指した。
遥斗は走ってる最中に、竹田から取った紙を確認した。
そこにはゴールの手掛かり……
遥斗が最も知りたがっていた情報……
"ゴールまでの経路が記されていた"


