徐々に近づいてくる音。 遥斗は近づいてくる音の方…右方向へ視線を送った。 微かに見えるシルエット。 そのシルエットが遥斗に向かって走り出したとき、気がつけば遥斗も逃げるように走り出した。 鬼が追ってきたのだ。 先ほどの鬼かはわからないが、どちらにせよ捕まるわけにはいかない。 遥斗が鬼に追われてようが、それに構わずタイムリミットは刻一刻と迫っていた。 残り、あと16分。