チャラリロリーン♪ チャラリロリーン♪
…あれぇ?
ケータイ鳴ってる…?
てゆーかいつの間にか寝ちゃってたみたい…
まだ寝ぼけたまま通話ボタンを押した。
「…はぁい もしもーし」
『……』
「あれぇ?メールじゃないよね…」
って確認のためにディスプレイを見て、一気に目が覚めた!
「…とっ!とーやせんぱいっ!?」
『あはははっ…』
ケータイから笑い声が聞こえる。
驚いたまま耳をあてると
『ごめんね、起こしちゃったみたいで(笑』
「えっ!いっいやいや!こっちこそ寝起きでごめんなさいっ!」
『なに、寝起きでごめんなさいってー!』
あははは ってまた冬哉先輩が笑ってる。
も〜!せっかく先輩が電話かけてくれたのに、寝起きって〜(泣)!
でももう22:30をまわってる。こんな時間にどうしたんだろう?…そういえば、さっき走り去ってから会ってないよ…っ!
『で、電話をかけた理由だけど。』
「はっ!はい!」
来るっ…!
何言われるんだろ。

![Rainbow Love Story [短編集]](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.787/img/book/genre1.png)