天神学園高等部の奇怪な面々28

「いいからっ!ここっ!ここ座って!」

自分の隣の席をトントンと叩く虹華。

促されるまま座る優。

ぎこちなく、しかし仲睦まじく。

虹華と優は肩を並べて座る。

「ほら、この問題!」

「え…あ…」

「教えてよ!優君中学の時から頭よかったじゃん」

「え、そ、それは…」

「また…」

虹華は赤い顔で唇を尖らせる。

「また…私の事…助けてよね」