天神学園高等部の奇怪な面々28

「…………うん」

コクリと。

レイニーボーイ…優は頷く。

途端に。

「バカッッッッ!」

虹華の叫び声が廊下に響いた。

教室内にいた他の面々も、何事かと様子を見る。

「ずっと黙ってたなんて…傍にいたのに声もかけてくれなかったなんて!」

虹華の表情は完全に怒りの色だった。