天神学園高等部の奇怪な面々28

一方レイニーボーイ。

「ふぅ…」

扉の陰でアンニュイな溜息。

(虹華が補習上手くいくように見守ってるのはいいけど…僕いつまでこんな事してればいいのかなぁ…)

俯き加減に物思いに耽る。

(ハイテンションメガマックスちゃんに、一緒に帰ろうって誘ってみたりすればいいって言われたけど…やっぱりいざとなると勇気が出ないし…それに…」

「それに何?」

「うん、それに前みたいに余計な事言って…ってわぁっ!」

気がつくと虹華がレイニーボーイの背後に立っていた。