天神学園高等部の奇怪な面々28

どうあがいても、厨二病。

もう、にっちもさっちもいかねぇよ。

基礎の基礎の基礎の基礎を教えるつもりが、エンリィと龍太郎の厨二病魂に火をつけるだけの結果になってしまったバルナ。

プルプルと細い肩を震わせながら。

「す、すみません…」

バルナの姿が、影の中にスゥッ…と消えていく。

「少し頭痛がするので…保健室で休んできます…」

常識人であるバルナに、龍太郎とエンリィの厨二病ぶりはついていけないらしい。