そう!
ダサいのである!
龍太郎ときたら、先日の期末試験で全教科平均14点という偉業を成し遂げ、あのクールでニヒルな笑みしか浮かべない毒舌教師に『マーヴェラス!』とか言わせちゃって満面の笑みを浮かべさせちゃって輝かせてしまったのである。
きっと今頃毒舌は、ウキウキで補習用のプリントをコピーしている事だろう。
「何でこんな事に…」
火の不始末で自宅全焼してしまった家主のような言葉を漏らす龍太郎。
何でも何も、全ては己の頭の悪さゆえ。
呪うならば己を呪うがいいわ。
失意の溜息を吐き散らかす龍太郎に。
「あ、龍太郎先輩だ」
背後から声をかけられる。
「おはようございまーす、今日も暑いですねぇ」
ご機嫌の体で歩いてきたのは、1年の七色 虹華(なないろ にじか)だった。
ダサいのである!
龍太郎ときたら、先日の期末試験で全教科平均14点という偉業を成し遂げ、あのクールでニヒルな笑みしか浮かべない毒舌教師に『マーヴェラス!』とか言わせちゃって満面の笑みを浮かべさせちゃって輝かせてしまったのである。
きっと今頃毒舌は、ウキウキで補習用のプリントをコピーしている事だろう。
「何でこんな事に…」
火の不始末で自宅全焼してしまった家主のような言葉を漏らす龍太郎。
何でも何も、全ては己の頭の悪さゆえ。
呪うならば己を呪うがいいわ。
失意の溜息を吐き散らかす龍太郎に。
「あ、龍太郎先輩だ」
背後から声をかけられる。
「おはようございまーす、今日も暑いですねぇ」
ご機嫌の体で歩いてきたのは、1年の七色 虹華(なないろ にじか)だった。


