バルナがプリントを配る。
無論、年配のオッサン教師のようにプリントを数える前に指に唾を付けたりはしない。
「はい、後ろの人に回してくださいね」
といっても、補習対象の生徒はほんの数人。
すぐにプリントは行き渡る。
「む!これは護符!」
エンリィが声を上げる。
「護符ったぁ何だ?エンリィ先輩」
龍太郎が問いかける。
「知らないのですかスペシャルバカ、これだから筋肉を鍛えるしか能のない愚か者は…呪符魔術や使い魔の作成などに用いられる事もある特殊な印や文字を描かれた符の事ですよ。それ自体に高い殺傷能力が秘められている事もあるのです」
ドヤ顔で説明するエンリィ。
「そうでしょう?バルナ先生!」
「いえ、只のプリントです」
無論、年配のオッサン教師のようにプリントを数える前に指に唾を付けたりはしない。
「はい、後ろの人に回してくださいね」
といっても、補習対象の生徒はほんの数人。
すぐにプリントは行き渡る。
「む!これは護符!」
エンリィが声を上げる。
「護符ったぁ何だ?エンリィ先輩」
龍太郎が問いかける。
「知らないのですかスペシャルバカ、これだから筋肉を鍛えるしか能のない愚か者は…呪符魔術や使い魔の作成などに用いられる事もある特殊な印や文字を描かれた符の事ですよ。それ自体に高い殺傷能力が秘められている事もあるのです」
ドヤ顔で説明するエンリィ。
「そうでしょう?バルナ先生!」
「いえ、只のプリントです」