天神学園高等部の奇怪な面々28

「次、14点」

「14点ゆーなっ!」

龍太郎が叫ぶ。

「だって14点て…」

毒舌が口元を押さえて笑う。

バルナとこはくまでもが、下を向いて肩を震わせている。

「凄いですね…50点満点だとしても、半分も点が取れてないとは…」

「うるせぇっ!」

ムスッとする龍太郎。

「君に関してのみ、全教科赤点となっております。気合入れないと、去年みたいに夏休みのほぼ全てを補習に費やす事になりますよ?」