「くそっ!」
バンバンと、悔しげに床を叩く龍太郎。
それをからかうように。
「無駄だよー」
龍太郎の背後で、また魚尾が飛び跳ねた。
「自在に『泳げる』のは俺だけさぁ、君らはただの人間なんだから…俺のいる場所に手を突っ込む事すらできないよぉ」
「てめっ!」
咄嗟に振り返って魚尾を捕らえようとする龍太郎。
しかし、それよりも早く魚尾はまた潜ってしまう。
バンバンと、悔しげに床を叩く龍太郎。
それをからかうように。
「無駄だよー」
龍太郎の背後で、また魚尾が飛び跳ねた。
「自在に『泳げる』のは俺だけさぁ、君らはただの人間なんだから…俺のいる場所に手を突っ込む事すらできないよぉ」
「てめっ!」
咄嗟に振り返って魚尾を捕らえようとする龍太郎。
しかし、それよりも早く魚尾はまた潜ってしまう。


