天神学園高等部の奇怪な面々28

途端に。

「うぶぶぶぶっ!」

龍太郎の口の中から、滝のように溢れ出す水!

教室が水浸しになるほどの大量の水に、龍太郎は校舎にいながら溺れそうになる。

「ちょ!龍太郎先輩止めてよ、その水!」

「虹華こっち、濡れちゃうよ!」

椅子の上に上がって逃げる虹華と優。

「丹下 龍太郎、遂に真の姿を現しましたね!水を吐く海竜リヴァイアサン!」

こんな時まで厨二病なエンリィ。

「ど、どうしちゃったんですか龍太郎さんっ?」

「教室がビシャビシャに!どう責任取るつもりですかっ?」

こはくとバルナも声を上げる。