浮気彼女×一途彼氏





「ごちそうさまっ!」

「おいしかった?」

「うん♪さすがダーリン♥」

「~~~~~っ!?///」

ダーリン?
ダーリンってちょっと、待て待て。
ヤバい。
今日の真奈美、綺麗っていうよりも
なんかすげぇ可愛い。

「ん~♥」

「・・・?」

「ちょっと!空気読みなさいよぉ。ここはダーリンがキスするところでしょう?」

「ブッ!!」

俺は
飲んでいたお茶を思いっきり噴き出してしまった。

キス?
キスってあのキス?

今日の真奈美
絶対におかしい。

「キスって・・・///」

「何今更照れてるの?あたし達付き合ってるのに。」

「いや、そうだけど・・・」

真奈美、ズルイな・・・
こんな時だけ
“付き合ってる”こと強調してくるからなぁ・・・。

「は・や・くぅ~!」

「ん。分かった。」

俺は
唇を突き出して目を瞑っている真奈美に
自分の顔をそっと近付けた。

「んっ。ん~。」

「んっ!真奈美・・・?」

「なぁに?」

「俺、今すげぇ真奈美が欲しい。」

「うん。」

「だから・・・、その・・・///」

クソッ
恥ずかしいな。
俺、多分今タコみたいに真っ赤だ。

「ちゃんと言ってくれなきゃ、真奈美分かんないよ?」

知ってるくせに。
真奈美はズルイよなぁ。

「抱いてもいいですか・・・?///」

「お好きにどうぞ?」

そう言って真奈美は
いたずらっぽく笑った。