翌日、僕と相沢が付き合っているという噂はすでに流出済みだった。


「どうして谷崎君と!?」

「相沢さん可愛いのに、なんで?」


相沢は大勢に囲まれ、質問攻めにあっている。


違うクラスの奴までいるじゃないか。


「谷崎と付き合うなんて相沢、正気かよ!?」


さっきから僕の悪口が絶えない。


ねぇ僕、ここにいますよ。


聞こえてまーす。